暗算は、ただ計算を速くするためだけの練習ではありません。
頭の中で数を動かし、数のまとまりや分け方をイメージする力を育てる学習です。

ホーホービデオでは、暗算を「学習前のウォーミングアップ」としても使います。

暗算は短時間でよい

暗算練習は、長くやりすぎると疲れます。
最初は3分から5分で十分です。

大切なのは、毎回少しずつ数に触れることです。
計算問題を大量に解く前に、短い暗算で頭を起こすイメージです。

サイコロ暗算で見ること

サイコロ暗算では、答えの正誤だけでなく、子どもがどこで止まっているかを見ます。

  • くり上がりやくり下がりで止まるのか
  • 2桁目に入るとイメージが追いつかなくなるのか
  • 数を分ける、まとめる感覚が使えているのか
  • 答えを出したあとに、どう考えたかを説明できるのか

頭の中の動きは、プリントの点数だけでは見えにくいものです。短い暗算を通して、今どこでつまずいているかを観察します。

家庭で使う場合

家庭では、宿題や動画学習の前に暗算を入れると使いやすくなります。

たとえば、

  1. サイコロや数字を見て考える
  2. 頭の中で数を動かす
  3. 声に出して答える
  4. どう解いたかを短く説明する

という流れです。

毎日続ける場合は、長い時間を取る必要はありません。
短い時間で終わるからこそ、習慣にしやすくなります。

計算が苦手な子の場合

計算が苦手な子に、いきなり大量のプリントを出すと、さらに苦手意識が強くなることがあります。

暗算は、紙に書く前の準備として使えます。
数を見て、頭の中で少し考える。
それだけでも、計算への入り口が変わります。

ポイントは、正解数だけを見ないことです。

  • 数を見て考えようとしたか
  • 前より少し速く反応できたか
  • 嫌がらずに取り組めたか

このような変化を見ることが大切です。

ただし、暗算力がつけば自動的に算数の単元が解けるようになるわけではありません。暗算で育てた数の感覚を、わり算、割合、平均、速さ、図形などの学習にどう使うかまでつなげる必要があります。

教室や施設で使う場合

教室や施設では、暗算を5分活動として使えます。

  • 授業前
  • 宿題前
  • 活動の切り替え
  • 長期休みの午前学習
  • 学童や放デイでの短時間学習

短く、ルールが分かりやすい活動は、スタッフも導入しやすくなります。

暗算だけで完結させるのではなく、そのあとに計算プリントや動画学習につなげると、学習の流れが作りやすくなります。

計算コースにつなげる

暗算に慣れてきた子には、実際の算数単元に合わせた計算練習へ進みます。

ホーホービデオの計算コースでは、サイコロ暗算でよく出る数の組み合わせや、工夫して解きやすい計算を扱います。筆算だけに頼らず、「この問題はどう解くと楽か」を考える練習につなげます。

続けるコツ

暗算を続けるコツは、難しくしすぎないことです。

最初から速さを求めすぎると、子どもは嫌になります。
まずは、数に慣れる、考える、声に出すという流れを作ります。

慣れてきたら、少しずつ時間や回数を増やします。

まとめ

暗算は、計算力だけでなく、学習に入るための準備にもなります。

家庭では、宿題前の短いウォーミングアップに。
教室や施設では、5分活動として。
計算が苦手な子には、プリントに入る前の入口として使えます。

大切なのは、短く、楽に、続けられる形にすることです。